環境のために、地球のために、限られた資源のために、資源節約のために、企業はこのような名目を盾にして利益を稼ぎ出す業界がたくさんあります。
企業は消費されることが利益を生み出します。
ほとんど機能の変化がないのに、毎年毎年、新製品を出すのは、メディア露出を増やすためという理由もありますが、実際は買い換えを推進し商品の回転を上げるのが目的でもあります。
またこのようなこと以外にも、私たち消費者は無駄に資源を浪費させられていることがあります。
例えば、インクジェットプリンターのインク。
プリンターを使うには、カートリッジインクが必要です。
このインクがなくなれば、新しく買い換えなくてはいけません。
企業は、積極的にこのインクが空になった、カートリッジを回収しています。
もちろん名目上は資源節約のため。
しかし、なぜ私たちはカートリッジごと再び買う必要があるのでしょうか?
カートリッジにインクだけ詰め替えて使うことが出来れば、それが一番の資源節約になるはずです。
しかし、インクの詰め替えはできないようにカートリッジが設計されています。
インクの詰め替えができるようにする技術がない訳ではありません。
インクの詰め替えができないようにするための技術が、あのカートリッジにはふんだんに盛り込まれているのです。
つまりカートリッジを消費させることが企業の利益につながるのです。
現に、カートリッジインクの利益額は莫大なものです。
プリンターの本体は利益率がとても低くなっています。
本体は無料で配っても、消耗品のカートリッジインクだけで利益が出る仕組みになっているのです。
利益率はプリンター本体に比べ、カートリッジインクの方が、約6倍近くあると言われています。
このような世の中には、「リサイクル」「資源節約」は色々な意味で使われています。
私たち消費者が厳しい目で商品を消費していく必要がありそうですね。