「こちらはちり紙交換でございます、古新聞・古雑誌ございましたら何なりとお申しつけください。こちらから取りに参ります。」
等と言うアナウンスも最近は聞くことが少なくなってきましたが、このちり紙交換にポイントをおき、それを介してブックハンタ-として一儲けする方法を今回はご紹介します。
ちり紙交換車で集められた古新聞・古雑誌やその他の廃品、古着、非鉄金属などはいわゆる建場と言われている場所に回収される。
この建場こそ儲かる要素のたっぷり詰まった絶好の場所なのである。
本来、建場には多くの古新聞・古雑誌・古本などの古紙が回収されているがこの中から高価な古本・古雑誌を見つけだすのである。
この場合、どんなものを捜し出せばいいかと言うと「絶版になっても価値のある古本」・「古典籍といわれる貴重な文献」・「新刊書の古くなった古書」・「雑誌のバックナンバ-」などが上げられる。
そうは言っても、素人ですべてに通じることは難しいので自分の分かる分野の物から徐々に探し始めていくと良い。
また、日本の古書通信社・東京古書会館で古書の情報が入手できる。
そうして見つけ出された古書を古本屋や古本市に売るのである。
掘り出し物などを見つけると1冊数十万円で売れることもありうれしい儲けが期待できる。
基本的に、ちり紙交換業者から古書などを買う場合は市場価格の半値で買うとよい。
さらに何軒かのちり紙交換業者(建場)と契約しておくとかなりの儲けが期待できる。
ここで通常の古紙の流通について少し触れておきましょう。
一般的に、ちり紙交換で集められた古紙は建場に回収されその後、古紙問屋を経て製紙会社へというような経路をたどるのである。
最近は、いろんな雑誌や本が氾濫していて、また豊かさも加わって何でも捨てる習慣がついている。
「じっくり探してチャッカリ売る」これこそブックハンタ-の精神なのである。