たとえば2時間、テスト範囲の英語の勉強をするとしましょう。
A君は、辞書を片手に四苦八苦して本文の和訳に2時間あてました。一方、B君はガイドを買ってきて本文の日本語の意味を理解しながら、2時間をひたすら音読に徹しました。(書きの練習ももちろん大切ですが、その話しはまた今度。)
さてどちらが良い点を取るでしょうか?
正解はおそらく「B君」ですね。もちろんA君の勉強方法も大いに評価したいところですが、得点にはなかなかつながらないでしょう。効率が悪いということです。
同時通訳の第一人者、國弘正雄著の「英語の話し方」という本があります。この本に、「英文を和訳する労力と、和訳できた英文をひたすら音読する労力の比率は、1:9でよい。」と書かれています。
つまり、辞書を片手に四苦八苦、日本語訳で努力するよりも、意味のわかった英文をひたすら、繰り返し読む方が楽だし効果もあるということです。
実際、「英語定期テストの得点を上げたかったら、教科書本文を丸覚えすればよい。」は多くの塾でやっている王道です。(間違いなく、覚えれば覚えるほど点が上がりますよ。)
「辞書を片手に四苦八苦。」も捨てがたい勉強方法です。しかし、時間がかかってしまいます。
やはりテスト直前や受験が近づいてくると、「ガイド」などを利用して要領よく勉強すべきかと思います。
参考にして下さいね。