日頃の野菜不足やストレス対策の為、薬局やコンビニで購入したサプリメントをせっせと飲んでいる人、結構いると思います。
ですが・・・・・
残念なことに、そういった場所で売られているサプリメントは、ほとんど効果がありません。
なぜならば、チェーン店の薬局やコンビニで売られている安いサプリメントは、ほとんどが「合成」だからです。
サプリメントには、「合成」と「天然」の2種類があります。天然とは、その名の通り自然の原料(野菜などの食物)から抽出したもの。合成とは、石油を原料として、化学式を天然の成分に似せて作ったもの。
よく、「サプリは天然でも合成でもあまり効果が変わらない」なんて書いてある本やサイトを見かけますが、それは合成のサプリを売ろうとして書いてあることだと思われます。効果が変わらないのならば、手間も費用もかかる天然サプリなど、とっくに生産中止になっているはず。
まず、石油から作った合成サプリは体内で溶けにくく、ほとんど吸収されないまま体外へ排出されていくと言われています。それどころか、無理な化学合成をされたサプリは人体では処理できず、どんどん体内に蓄積していき、しまいには「花粉症になりやすくなる」「急に特定の食べ物でアレルギーが出るようになる」などの副作用が起こる可能性もあるようです。
一般的に店頭に並ぶ価格帯である500~3000円程度のものは、残念ながらほとんどが合成品。天然のものは、安くとも8000~10000円はします。ちょっと前に、僕が飲んでいた天然サプリも12000円のものでした。
こうした天然サプリを手に入れるには、ほとんどが通販となってしまいます。
通販のサプリは、良い物と粗悪な物が入り混じっていますので、注意して選んでください。
どうせサプリを飲むなら、多少高くても天然モノを飲むようにした方がよいです。まさに、「安物買いの銭失い」となってしまいますから。合成品を飲むくらいなら、いっそのことサプリなど飲まない方が体にとってはプラス。合成品で効果が期待できるとすれば、「このサプリは効く!」という思い込みからくるプラシーボ効果だけですから・・・・・
余談ですが、、、、
少し前、サプリとして「セントジョーンズワート」などの天然ハーブの摂取が流行りました。これは、「あるある大事典」などの、あまり感心できない健康情報番組のせい。セントジョーンズワートなどのハーブ系には抑うつ効果があり、「精神を元気にしてやる気を与えてくれる」というのが売り文句。
しかし、セントジョーンズワートはもはやサプリなどと呼べる生易しいものではありません。抗うつ薬に近いくらいの効果が上がることもあるのです。つまり、それだけ薬効が切れた時の反動も大きいということ。下手すると、ハーブに依存するようになってしまいます。
それに、数百円程度で手に入る安物のハーブにはいろいろ得体のしれないものが混入している場合もあり、幻覚作用や情緒不安定などの症状が起こることもあります。安易に飲むのは避けるべきですね。
精神的に苦しかったら、素直に心療内科(旧・精神科)へ行きましょう。ハーブなんかよりも、よっぽど安全で安価で効果の高い薬を医者からもらえます。心療内科は、別に特別なところじゃありませんから。