ピント合わせが大事ですが、基本的にマニュアルで合わせましょう。
天体写真は特殊撮影の部類に入るので、基本的にオートが役に立ちません。
デジタルカメラなので、食が始まる前に撮影→拡大を繰り返してベストポジションを探るか、ピントリングのヘリコイドを少しずつずらしながら撮影して、パソコンの画面で拡大しながらベストの位置を探ります。
ヘリコイドの位置は、ヘリコイド自体の仕組みにもよりますが、副尺を使って0.1mm程度まで読めるようにしておくと、再現性は高いかもしれません。また、再現性を高めるためにも、回す方向は常に一定で。
なお、日中なのでシーイングによっては、ピントがどこで合っているのか、わからない事もありますので、数カットずつ撮ってずらすを繰り返す方が当たりはつけやすいです。
補足
これも事前にチェックしましょう。
ピントを固定してフィルタで太陽撮影→フィルタを外して遠景の撮影→再びフィルタを付けて太陽を撮影という事をやって、どの程度ずれるかチェックしましょう。
フィルムタイプのフィルタならずれにくいと思います。NDフィルタ等であればピントがずれるかもしれません。
※太陽の撮影自体、晴れた昼ならいつでもできます。
当日あわてないためにも、事前に晴れている日に太陽を撮影してリハーサルを行い、どのようなピント合わせが良いかを検討しましょう。使用するレンズによってもピントの合わせ方やコツが違ってきます。