年末年始は年賀状のあて名書きや書き初めなどで筆を使う機会が増えますね。
そのため筆がボサボサになったときに新品同様に復活させる方法です。
まず、筆を水でよ~く洗い墨を落としておきます。そして生卵を一個割り殻の内側についた卵白を、筆の根元までしっかり付け、筆の形を整えればOK!
あとは、風通しの良い場所で最低1日以上陰干しをして、しっかり乾かせば完成です。
しっかり乾かすことで、筆にカビや細菌の発生を押さえます。
使用する時は、根元はほぐさず筆先の3分の2だけ柔らかくすれば、書きやすくなります。
書き具合は筆の先がしっかり纏まって新品同様、また、筆に付けた卵白のニオイもしません。
これは、卵白に含まれる「アルプミンの修復効果」によるものなんだそうです。
習字の筆は、馬や羊などの動物の毛からできていて、その成分は動物性タンパク質です。
一方、卵白も動物性タンパク質なので筆になじみやすく、しっかり固まっているのです