痴漢に襲われたら、まず叫ぶのは「火事だ」
痴漢に限らず、ひったくりや強盗に襲われたとき、つい、「ドロボー」などと叫んでしまうことが多い。
あるいは単純に「助けてー」とか「誰か来てー」が口にでる。
さて、周りにいる人の身になって考えてみよう。危ない、助けてあげたいとは思うものの、巻き添えになってケガでもしたら大変という思いがチラリと頭をかすめるはずだ。
助けに出ていかないまでも、窓を開けて顔をだすくらいなら・・・と腰をあでるまでもの一瞬のためらいが、もしかしたら助けられる人を見殺しにする結果になるかもしれないのです。
それを避けるためには、「自分も危ないかどうか、確かめてみよう」とだれもが考えて行動をすぐに起こしてもうらえるようにすればいいのだ。
それが「火事だ」の一言。
近くでこの声がすれば、わが家は大丈夫だろうかと、一斉に近所じゅうの窓や玄関が開く。ヤジウマ根性旺盛なな人がいれば、パジャマのままだろうが飛び出して来るにちがいないでしょう。