普段は着物を着慣れない男性でも、夏祭りや花火大会で浴衣で出かける機会がありますね。
そんな男性のための粋な浴衣の楽しみ方です。
●男性の浴衣選び
色の選び方は、一般的に若い人は藍などの濃い色、年を経るに従って白などの薄色がよいとされていますが、一緒に出かける女性とのバランスや、体型も考えて色を選ぶとよいでしょう。
痩せ型の場合は、白や水色などの薄い色でふんわり見せましょう。帯は濃い目でアクセントをつけても、同系色でもOKです。太めの体型の場合は、紺やねずみ色のような濃い色で引き締めて見せ、帯は同系色の濃い色を合わせましょう。
●着付けのコツ
着物に慣れていない男性の場合、浴衣の丈はくるぶしの上あたりまでの短めの方が、歩きやすくておすすめです。
だらしなく着崩れしないように着るコツは、衣紋(後ろ襟の部分)が首から離れすぎないようにすることと、腰回りをしっかり締めることです。
着付ける時には、まず最初に浴衣をはおった時に、背縫いを背中心に合わせ、衣紋が首にぴったりつくようにしましょう。前の襟は、のどのくぼみの下で合わせましょう。帯は左右の腰骨の上を通り、下腹に引っかけるつもりで締めます。きつく締めていても動いているうちにゆるみができ、襟元に適度なゆとりができて、程よい「着崩し感」が出ます。
●歩き方、姿勢もカッコよく!
着物に慣れていないと、すそがさばけなくて歩きづらいものです。歩く時には、足を外側に蹴りだすようなイメージで、腰から前に進むようにすると歩きやすくなります。また、歩く時も立っている時にも、背筋はぴんと伸ばしておくこと。背筋が曲がったり、姿勢が崩れていると着崩れしやすく、浴衣に変なシワが寄ってしまいます。
これらを参考に今年の夏は是非、浴衣を楽しんで下さい。