初乗り運賃の130円で、電車の小旅行を楽しむことができます。
例えば東京-秋葉原間でも、山手線を使えば1本ですぐに行けてしまいますが、遠回りをして、関東地方一周してしまうことができます。
とにかく東京から乗り、秋葉原で降りればいいのです。
しかし、合法的にやるには、「近郊区間内」という制限が付きます。
JRの営業規則にはこう記されています。
「東京・大阪・福岡の近郊区間内では経路にかかわらず運賃は最短距離で計算する」
つまりJRが設定した近郊区間内であれば、自由に遠回りが可能という訳です。
関東地方であれば、東海道線であれば熱海駅まで、横須賀線久里浜駅、内房線君津駅、外房線茂原駅、総武本線成東駅、青梅線奥多摩駅、五日市線武蔵五日市駅、中央線大月駅まで、高崎線新前橋駅まで、埼京線であれば大宮駅まで、常磐線勝田駅まで、そのエリア内であれば可能という訳です。
しかし、やっかいなことにもう一つ規定があります。
それは一つの駅を2回通ることはキセル乗車に扱いされることがあるのです。
一筆書きのように、ルート設定が難しいかとは思いますが、暇な日があれば、豪華な130円旅行を楽しんでください。
この方法の応用で、別に特急券などが必要にはなりますが、新幹線や特急も利用することが出来ます。
乗車券130円+正規の特急券、これで旅行ができる訳ですから、少しお得です。
ただし新幹線を利用する場合は、東北新幹線の東京-宇都宮間、及び上越新幹線の大宮-高崎間のみしか、遠回りでの乗車は認められていません。
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