街金融の裏話!

83年にサラ金規制法が施行される以前はサラ金もとんでもない高利でした。
年に5割6割の利息が当たり前で、回収できれば笑いの止まらない商売でした。
そのため70~80年代にかけて、横暴な取りたてが横行し夜逃げや自殺者が続出し、社会問題となりました。
「サラ金地獄」と言う言葉が誕生したのもこの時期でこれによりサラ金規制法が施行されたのです。
ただこうした法律とは無関係に高利の利子をしっかり回収している街金も多数有り、都道府県の知事に登録したれっきとした金融業者が少なくないのです。
原則的には無担保、保証人無しで融資する信用貸し付け行うのですが、電話の加入権やクレジットカードなどあらゆるものを担保に取り金を貸す業者も少なくありません。
自己手形を担保として年利36%程度で金を貸しますが元金が減らずに最初の貸金の額に利子を掛けて利息を取りますから驚くほどの利息になります。
街金はいわゆる合法的な金貸しに対して、俗にトイチ、トニ、トサンなどの金貸しが闇金です。
10日で1~3割と言った法外な利息を課すわけですから当然金融業者としての登録などしていません。
特徴としては街金よりも融資基準が緩やかで手形など切る必要も無く契約書作成のみでかしてくれます。
しかし、この契約書が曲者で、「請求が有り次第返済します」といった感じの1項目が必ず入っています。
この「請求有り次第」というのは融資期間が決まっていませんので翌日請求されても支払う義務が有りちょっと恐ろしいところです。
しかも契約書には借りた金額だけが記載され利息の事など何処にも書かれていません。
それでは利息はいくらになるのでしょうか?
実はこれが天引きになっていて100万借りるトイチなら90万、トニなら80万、トサンなら70万しか手元に入らなくなります。
返却するのは当然100万と言う事です。とはいえ、契約書をもって違法だ、高利だと騒げないのです。なんせ契約書に繋れているのは自分が支払うべき金額だけ。
それでも借りる人が結構いるのです。


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