相手が選んだカードと自分が選んだカードが同じに

2組のトランプを用意し、2人がそれぞれ同時に1枚のカードを選び出します。
すると、2人とも同じカードが!
まるで2人の心が通じ合っているかのような出来事ではありますが、これは奇跡でも超能力でもありません。
もちろんタネがあります。
このタネを分かっていれば、「2人の相性は抜群。
」なんてこともできますね。
ではその方法をご紹介します。
1.2組のトランプを用意します。
2.1組のトランプの一番下にあるカードを相手に悟られないように見て、それを覚えておきます。
3.その覚えた方の組のトランプを相手に渡します。
4.その中からこちらに見えないように一枚好きなカードを選んでもらいます。
5.選んだカードを覚えてもらいます。
6.選んだカードを、相手のトランプの山の一番上に置いてもらいます。
7.同じように、自分のトランプの中から自分で一枚カードを選びます。
8.自分だけがそのカードを見て覚え、自分のトランプの山に返します。
9.基本的に7番と8番の作業は、相手を惑わすための作業で、演技で構いません。
選んだトランプを覚える必要もありません。
とにかく相手と同じ作業をします。
10.そしたら、2組のトランプを並べて、トランプを切ります。
11.2つのトランプの組を片手ずつで同時に切ります。
トランプを切るときは、まずトランプの山を適当に半分ぐらい取り、それを隣に置いて、残りのトランプを、その隣に置いたトランプの山の上に重ねます。
このことにより、先程覚えたトランプと、相手が選んだトランプが隣り合います。
12.11番の作業を何度か繰り返します。
隣り合ったカードがバラバラにならないように。
13.ある程度切り終わったら、2組のトランプの状態に戻します。
14.相手側が選んだトランプの山と、自分が選んだトランプの山に別れているはずですが、その山を相手にばれないように入れ替えます。
15.つまり相手が選んだトランプの山を自分のもののように見せるのです。
この方法として、トランプの山をいろいろ動かしてみて相手を惑わせたり、また少し目をつぶってもらったりします。
16.「今あなたが覚えているカードと今私が選んだカードは同じです」と一言いいます。
17.そしたら、相手にトランプの山を渡し、先程覚えたカードをその中から探してもらいます。
相手に渡すトランプの山は、一番最初に自分が選んだカードを入れたトランプの山です。
18.そして、自分でもトランプの山から、先程覚えたカードの隣のカードを探しだします。
自分がもっているトランプの山は、一番最初に相手が選んだトランプの山です。
19.同時に選んだカードを出します!
20.これで自分も相手も同じカードが出てくるはずです。


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