盗難防止装置で現在一番効果があるといわれているのが「イモビライザー」です。
この装置が取り付けられていると、盗難にあいにくいので車両保険料の5パーセントが値引きされます。
この装置はカギにそのポイントがあります。
車体のコンピューターと、専用の電子キー内に埋め込まれているICチップ同士の交信が合致して初めてエンジンを始動させることができるのです。
ですから簡単な合鍵を使っても、直接回線をつないでもエンジンはかかりません。
それぞれにフクザツに暗号化されたIDコードが内臓されていますので、電子キー自体の複製も難しいといわれているのです。
また大音量のアラームがなる場合もあり、付近の人が盗難に気づくことができます。
ヨーロッパではこの装備が義務付けられ、その範囲は輸入車にも及びます。
日本国内でも最初は高級車にのみ取り付けられていましたが、現在ではその防犯効果から普通乗用車や軽自動車にまで取り付けられてきているようです。
この装置が装備されていなくても、自動車用品店で取り付けることができます。
ただ、このイモビライザーを取り付けていても絶対盗難されないという保証はありません。
海外で特に人気の高いランドクルーザーやアリスト、セルシオといった高級車はイモビライザー装備に関わらず、盗難数はまだまだ減らないのが実情です。
それにドアは開きますので、車上荒らしに合う可能性も否定できません。
しかし、メーカー側も装置の研究・改良に努力し、より防犯効果の高いイモビライザーを作り出していますので車を盗難から守り、保険料もで節約できるこの割引制度を見逃さないでくださいね。
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