よくテレビでやっているテレホンショッピング。
「今、高枝切りハサミを買うと、おまけで、ミニサイズのハサミと、工具セットをプレゼント!」
でも「なぜ毎回のようにおまけが付くのか?」なんて考えてことないですか?
そんなおまけを付けるなら、その分安くしてくれと思うこともあると思います。
しかし、あのおまけには意外で奥深い心理効果を狙った作戦があるのです。
あのテレホンショッピングのおまけ。
実は、テレホンショッピングで「買いたいっ!」と思う人はごく一部。
ほとんどの方が「別にほしくない」と思っています。
そのほしくないという人はまず切り捨てます。
要は、「買いたいっ!」もしくは「買ってもいいかもっ!」と思ってくれた人だけをターゲットにしているのです。
そう思ってくれた人を確実に購入に結びつける為に、「おまけ」というモノは最後の決断を後押しする効果があるのです。
これを心理学的に分析すると、「買う」という多少の罪悪感を、「おまけ」というものを付けることにより、その罪悪感への言い訳が心の中に生まれ、「おまけがあるから買ってもいい」というように、視聴者を思わせているのです。
これにより、最初から商品に興味のない人は全く関係なく切り捨て、ほしいと少しでも思った人をできるだけ購入に結びつける。
つまり買うか買わないかを白黒はっきりさせる効果があるのです。
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