映画の予告編を見て期待をし、そしていざその映画を見てみると意外とつまらない。
そんな経験したことはないですか?
実際、予告編には「全米第1位」だとか「アカデミー賞受賞」とか、さらに誇大的表現が多数使われているので、映画の予告編は何でもおもしろそうに見えてしまうことが多いようです。
もちろん皆さんの好みなどもありますが。
ではここでよく出てくる売り文句とその解説をご紹介します。
これで少しは予告編に惑わされることが少なくなると思います。
【アカデミー賞受賞作品】
よく登場するこの表現。
しかしアカデミー賞にもいろいろな種類があり、ただ単にこの賞を受賞しているからといって映画自体がおもしろいとは限りません。
例えばアカデミー賞の美術賞を受賞しただけでもアカデミー賞受賞作品なのです。
肝心なのは何の部門で賞をもらったかです。
1.作品賞-もっとも権威のある賞で一般的に言われる本物の「アカデミー賞」受賞作品です。
2.監督賞・脚本賞-作品自体に質が高いことが多いです。
3.美術賞・撮影賞・衣装デザイン賞・編集賞は、映像的にはとても見応えあると思いますが、ストーリー的には見劣りすることがあります。
4.主演女優賞・男優賞、助演女優賞・男優賞は、その受賞者の演技などは見物ですが、映画自体への表彰ではありませんので、当たり外れがあります。
5.その他、音響賞、視覚効果賞、音響効果賞、メイクアップ賞、作曲賞、脚色賞等でも、アカデミー賞受賞ですが、予告編等では気を付ける必要がありそうです。
【アカデミー賞ノミネート作品】
もっとも警戒しなくてはいけない売り文句。
ただ単にアカデミー賞にノミネートしているだけで、その賞をもらえた訳でもありませんし、上記でご説明したように何の部門の賞でノミネートしているかも注目する必要があります。
しかし、予告編などではノミネート段階でも大々的に宣伝しています。
【全米興行収入1位】
実際の売上高1位。
もちろん1位になるだけ全米で人気があったものを日本で公開するのですが、問題はその期間。
ほんの一瞬だけ1位になったからと言って、その1位をご自慢している映画は外す可能性があります。
というより、ほとんどこの手で予告編は紹介しています。
何週連続1位などであれば一応は評価されているということなので安心です。
【全米○○1位】
その○○の中に聞き慣れないものがよく入ることがあります。
ランキングで1位なのかもしれませんが、そのランキング自体に価値があるものなのか判断が必要になります。
現実、上映される映画のほとんどが上記のいづれかに属しているのです。
※ここで紹介している予告編の見方について、映画のおもしろさは個人的差があります。
あくまで判断されるのは皆様個人です。
この情報はぜひ参考材料としてご利用ください
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