松茸は、高級食材だけに、買うときもドキドキなら、それを料理するときもドキドキ。家族の期待を一身に背負っているから、マツタケ料理の失敗は許されません!一番おいしい松茸を選んで、一番おいしく食べたいですね。
松茸の旬
8 月下旬に東北・北陸、 9 月に長野、 10 月初旬に京都近郊、 中旬に山陰、下旬に四国・九州と旬がきます。 有名な産地は石川・長野・岐阜・京都・岡山・広島などです。梅雨時にでる早松茸もありますが、味・香りともに秋の松茸にかないません。
選び方
表面が湿っていて、軸の部分が固いものがおいしい松茸です。松茸は、かさが開いてから 2 日ほどで香りが飛んでしまいます。触ってみて柔らかい松茸は虫食いの可能性がありますよ。大奮発品なだけに、これに当たってしまったら相当ショックです・・・。松茸は、隅から隅までよく見てから買いましょう!
松茸の保存方法
基本的には、松茸は香りが飛ばないうちに食べてしまいましょう。どうしても余ってしまったら、スライスした松茸をラップにくるみ、冷凍庫で保存します。冷凍庫のにおいが移ってしまったら台無しなので、できるだけ早く食べてください。表面から水分がでてくる程度に炙ったものを焼酎に 2 週間程度漬けておくと、香り高い松茸酒ができます。
昔から、「香り松茸、味しめじ」といいますよね。細かく割くことで、松茸の香りがより一層引き立ちます。
松茸の土瓶蒸し
松茸の香りを堪能するなら土瓶蒸しですよね!少し汁を残して水と醤油を加え、ごはんにかけると松茸雑炊になります。ちょっとケチくさい?ですが、せっかくの松茸なのでこのくらい楽しみたいですよね。
(1)白身の魚やささみと松茸を一口大に切ります
(2)切った材料と、ぎんなんなどを土瓶に入れます
(3)だし汁+醤油+塩+みりんを土瓶に張って蒸します
※松茸の味と香りを生かすためには、薄味に!醤油の香りが強くなり過ぎないように、塩も使って味を調整するのがコツです。松茸は、炙ってから蒸すと香ばしさが増します。
松茸ごはん
松茸ごはんは、冷たくなってもおいしいので、余ったらおにぎりにしてお弁当に!また、余った松茸ごはんをおにぎりにして魚焼きグリルで焦げ目がつくまで焼き、お椀に入れて出汁を注いでみましょう。お酒のしめにぴったりな松茸茶漬けになりますよ。
(1)米2合をといで水を切ります
(2)炊飯器に水を切った米を入れ、通常と同量のだし汁を入れます
(3)網や魚焼きグリルを使って炙ったまつたけを細かく割いて炊飯器に入れておきます
(4) 30 分たったら、マツタケを取り出し、炊飯器に醤油大さじ 2 杯を加えて軽く混ぜ、スイッチON!
(5)ごはんが炊き上がったら、全体を軽く混ぜて松茸をのせ、炊飯器の蓋をして 20 分ほど蒸らしてできあがりです。
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