一言に事故歴車と言ってもその基準は難しくプロの査定士にでも判断しにくい場合があります。
中古自動車販売店では基本的に業者専用のオートオークションで買い付けを行いますがそのオークションの査定基準で判断することが一般的といえます。
しかし全国数十カ所にも及ぶオートオークションの会場では事故歴の判断が微妙な車などで査定結果に違いが出る場合があるのはあまり知られていないのではないでしょうか?

事故車の判断を行う場合、さまざまな車種や車体形状によって違いが出てきますので、ここでは一般的なセダン(4枚ドア)車として考えます。

事故車の判断基準として見るのがフレームといわれる場所です。
フレームとは、人で言うと骨にあたる部分で車体の核となる部分です。
フレームが歪んでいるものや修復された後のある車が、一般的に事故車と判断される車です。
また、あまりにも粗悪な現状の場合でも事故車として考えられる場合もあります。

【Checkポイント・1】
まずは、ボンネットを開けて部品を外した後などが無いかチェックします。
しかし、これだけでは直接事故暦が有るか無いかは判断しません。
1. 新たに塗装された形跡などはないか?
2. 各部品の取り付けネジやボルトを外した後の様なキズは無いか?
(ボンネット・フェンダー・ラジエターなど)
3.エンジンルームの内側に板金した様な凸凹は無いか?

【Checkポイント・2】
手前から見てラジエターが取り付けられているフレームを第一メンバーと呼び、第一メンバーより内側に修復跡があると事故車として扱われます。

【Checkポイント・3】
車体の組み立てにはネジやボルト固定の他、フレームなどの重要箇所では溶接によってしっかり固定されている部分があります。
事故車の判断として一番有力なのがこの溶接部に亀裂がある場合や、後から溶接をやり直している場合が事故暦車として判断されますのでペンライトや照明などで照らしながら、よ~くみてみましょう。

【Checkポイント・4】
大きな事故などでフレームが歪んだ場合、フレーム修正機によって修復します。
可能であれば車体をリフトアップ(持ち上げる)して見てください。
車体を下から覗くと黒い柱のような骨組み(フレーム)が見えます。
このフレームにフレーム修正機をかけた際に出来る、何かで挟んだ様なキズ跡がないか見てください。
またフレーム修正後、上から塗装されている場合があるので怪しく感じたら注意深く見てください。
このようなフレーム修正機跡も事故暦車と判断されます。