世の中にはたくさんの金券ショップがあります。
大きなところもあれば小さなところもあります。
金券ショップの利幅は、ごくわずかで、本当 に儲かって、そして商売がなりたっているのか心配になってしまうかもしれませんが、実は金券ショップには儲けるルートがあるのです。
店頭でコンサートのチケットや高速券・航空券など売ってはいますが、これらではほとんど利益は上がりません。
というより、おまけみたいな ものなのです。
それでは他にどのような方法で利益を上げているのか。
それは上記のような個人相手をお客様にしたものではなく、企業相手の ものです。
金券ショップには、企業から商品券や切手など大量の注文が入ることが あります。
一度でなくても継続的に分割して注文がきます。
もちろんそれらの企業が業務的に利用する乗車券や切手なども含まれて はいるのですが、それ以外に税金対策の為に利用されることがあります。
企業に「利益×○○%」という形で税金が課せられることになり、利益 が少ない企業は税金の支払額が少なくなるわけです。
つまり儲かっている企業の場合は、利益のままで申告するより、切手や 商品券などを経費で購入し、利益を少なく見せることは可能なのです。
余った切手や商品券はとても現金化しやすいものですから、それをまた 金券ショップに売れば税金を逃れて現金化できる訳です。
節税対策というより脱税に近くなりますが、これが現状でもあります。
またオークションサイトを見てみてください。
金券ショップで買ったハ イウェイカードの領収書なども売りに出されているのです。
一部の企業 はこのようにして地道に小金を稼ぐ努力をしているのです。
※この話はすべての金券ショップ、またすべての企業に当てはまるもの ではありません。
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