地面師という商売を知っているかな!?
不動産物件をターゲットにした詐欺師をいうのだ。
超高額な土地を詐し取るので被害総額は莫大な金額だ。
その悪の手口を公開しよう。
●偽造保証書作成
まず、目ぼしい土地を探し所有者を調べる。
所有権移転に必要な「印鑑証明書」と「保証書」(権利証は、当然真の所有者が持っている為、権利証に変わる物として保証書があれば登記出来るのでこれを作成する)
を手に入れる為、所有者の住所を勝手に移転し(転出届と転入届を出す)
印鑑証明書を手に入れる。(本人を確認する為、役所では身分証明の提示を求められるがこれも偽造された物だ)
印鑑証明書が手に入れば保証人を二人立てて、保証書を作成し、売買してしまうのだ。
詐欺師にとって早く金を手に入れたいので相場より安く市場に流すのが普通だ 。
だから、極端に安い物件はこわいのだ。
所有権移転の名義変更に必要な書類を列挙しよう。
(1)登記済権利証(権利証の正式名)か保証書
(2)所有者の印鑑証明書(発行から3カ月以内の物)
(3)所有者の実印
(4)固定資産税の評価証明書(土地・建物)
※毎年届いていた固定資産税及び都市計画税の
納付書が届かなくなったらアウト!!
これは不動産所有者に対してかけられてくる税金で
所有者でなくなったら送られてこなくなるのだ。
●登記簿変造
登記所(法務局出張所の事)に行き、目ぼしい物件の所有者の登記簿を閲覧する。
その際に、職員の目を盗んで登記簿の所有者を書いた「甲区欄」をバインダーから抜き取り(簡単に抜き取れる)、前もって自分を所有者にした甲区欄と入れ換えて、登記簿を元にもどす。
すぐその後に登記簿謄本(登記簿をコピーしたもの)を窓口に申請し、手に入れる。
手に入れた登記簿謄本で街金から金を借りてドロンする。
(権利証がなくても不思議と謄本だけで金を貸す金融業者はいるようだ)
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